花が待たれる6月の白神岳

2018年 6月22日    単独行

 天気予報では明日(23日)が登山日和だが、時間が取れずやむを得ずこの日、6月の白神岳に行ってきました。
 朝食をしっかり食べ、歯磨きもして午前5時30分能代出発。やはり、明るい中を山へ向かうのは気分がよい。林道に入ってまもなく、一人の登山者が歩いている。追い越してから、乗せてあげればよかったと悔やむが、後の祭り。6時30分、駐車場着。1台の秋田ナンバーの車が留めてある。中型バスが帰っていく。団体さんが登って行ったらしい。日焼け止めと、防虫スプレーをたっぷりかける。7時、気温18度、どんよりとした曇り空の下を出発。登山道に入ると、濃い緑色で覆われた木々で薄暗い。足元に花はなく、ただ先を急ぐだけ。最後の水場を過ぎたあたりから周囲にガスが広がる。風も出て、枝についたしずくが雨のように降り注ぐ。8時30分蟶山分岐着。ガスはさらに深くなる。まもなく15人ほどのにぎやかな団体さんを追い越す。元気な声にクマも近寄らないだろう。稜線への急登に入ると、強い風が吹きつける。体温が下がり、寒い。手の指先も冷たい。暗い気持ちを花が癒してくれる。今シーズン初対面のチシマフウロをはじめ、ゴゼンタチバナ、ニッコウキスゲ、ハクサンチドリ、そしてイブキトラノオが数本。風が強く、写真が撮りにくい。9時45分、大峰分岐着。ガスで何も見えない。稜線を山頂目指すが、西からの風が強い。稜線のニッコウキスゲはまだかたいつぼみ。10時5分、山頂着。ガスと風で、山頂から避難小屋が見えない。記念撮影をして避難小屋に逃げ込む。カップ麺を食べ終えたころ、茨城県からの15人ほどの団体さんが到着。ガッカリしているかと思いきや、皆さんニコニコ顔。いろんな山に登って、こういうことには慣れっことのこと。さすがである。11時下山。ガスと強風の中、ひたすら下る。3人組、5人組、15人組とすれ違う。今夜の避難小屋はにぎわいそうだ。深いガスで幻想的なブナ林の中でコーヒータイム。晴天もいいが、ガスもまたいい。途中でショウキランを発見。あでやかなその姿に感動しながら写真におさめる。下りながら、盗掘されるのではないかという心配が頭をよぎる。14時ちょうどに駐車場着。
 あいにくのガスと強風、花にもまだ早い白神岳でしたが、まあこんなこともある。ただ、ショウキランは日本女性のようなおしとやかさと舞妓さんのようなあでやかさを兼ね備えたな美しさでした。感動しました。
 登り、蟶山分岐まで1時間30分、大峰分岐まで2時間45分、山頂までジャスト3時間、
下り、蟶山分岐まで1時間45分、駐車場まで3時間、行動時間は7時間でした。



登山口のブナの巨木も濃い緑色
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最後の水場からガスが広がる
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ガスどんどん深くなる
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仲睦まじいフタリシズカ
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大賑わいのギンリョウソウ
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ガスの中を登る茨城県からの団体さん
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幻想的なブナ林
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ウラジロヨウラク
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稜線への急登にわずかのイブキトラノオ
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イブキトラノオをアップ
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ゴゼンタチバナ
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ハクサンチドリ
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今年も出会えましたチシマフウロ
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トイレわきにチシマフウロの群落
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ガスの中で記念撮影
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避難小屋も幻想的
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ニッコウキスゲはボチボチ
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ガスのブナ林もまたいい!
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ガスの中のブナの葉は薄緑色
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幻想的なブナ林でコーヒータイム!
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妖麗な美しさ、ショウキラン
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新緑いっぱいの、5月の白神岳

2018年 5月16日    単独行から二人行

 この日を逃すとしばらく好天は望めないということで、5月の白神岳に行ってきました。
 午前5時30分、白昼のような明るさの中を白神岳をめざす。今の方が絶対いいのに、真っ暗な中を白神岳めざした冬が懐かしく思うから不思議だ。6時30分過ぎ、登山口の駐車場着。一台の青森ナンバーが駐車されている。気温11度、晴れているが、上空には巻層雲が広がる。記帳所で登山届を提出し、登山道に入る。周囲は濃い緑色に染まっている。出発して間もなく足元にヘビ!飛び跳ねる。この後、登山道に落ちている小枝がみんなヘビに見える。ヘビは大の苦手。マイヅルソウ、ユキザサ、チゴユリ、クルマバソウ、あと名前のわからないスミレなど、春の花が足元に咲いている。二股分岐を過ぎ、いやなトラバースを終えて8時45分最後の水場着。水を補給し、蟶山の急登へ。周囲はまぶしい新緑。いつもは薄暗い登りが別世界。いやな登りが苦にならない。9時10分蟶山分岐着。尾根の登りに入ると、チラホラと雪が残っている。登るに従い、ブナの緑がどんどん薄くなっていく。残雪の白とブナの淡い緑色のコントラストが何ともいい。岳岱みたいだ。尾根の北側斜面に雪が残っているが、標高1000m付近まで登山道に全く雪がない。このあたりはブナの芽吹きが広がる。これもいい。大峰分岐への急登にも雪がなく、順調に登っていたらまたもヘビ!せっかくよい気分で登っていたのに。ミヤマキンバイ、オオバキスミレがもう咲いている。10時10分大峰分岐着。周囲は霞んで、向白神岳が見えるだけ。こういうはずではなかったと思いながら、雪が残る稜線を山頂目指す。10時30分、山頂着。誰もいない。気温19度、風が強いが寒くはない。展望は二ッ森がやっと見える程度。カップ麺とおにぎりで少し早い昼食。今日あたりショウスケさんも登ってくるのではないかと登山道を振り返るが来る気配はない。Fbに投稿し、コーヒーを飲んでいたら、チリンチリンという音。やっぱり、ショウスケさんが来た。予想が的中。うれしい!しばらくして県外からの登山者が到着。ショウスケさんが昼食を終えるのを待って、12時一緒に下山。雪上歩行を楽しんで大峰分岐を過ぎ、とりとめのない話をしながらノンストップでどんどん下る。相変わらず速い。ついていくのが大変。休んだのは最後の水場の数分だけ。14時45分駐車場着。予想通り下界は暑い。ハタハタ館で佐賀県産ゴールドキウイソフトを食べ、帰宅。ソフトクリームのおいしい季節到来!
 登るに従い、春の花、ブナの新緑、芽吹き、残雪と変化に富んだ山の楽しみがあるよい季節です。クマではなく、ショウスケさんと遭遇できたのもうれしいことでした。ショウスケさんはクマと遭遇したそうですが・・・。
 登り、蟶山分岐まで1時間40分、山頂まで3時間
 下り、蟶山分岐まで1時間17分、駐車場まで2時間45分、行動時間は7時間15分でした。




登山道入口のブナは濃い緑色
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ユキザサ
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ヘビと遭遇!
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クルマバソウ
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ミヤマカタバミ
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新緑真っ只中!蟶山分岐付近のブナ
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新緑と残雪
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シラネアオイ
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淡い緑が美しい
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芽吹きのブナの巨木
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美しいブナ林が続く
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上部のブナはまだ芽吹き前
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雪が残る白神川上流部
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ミネザクラはまだつぼみ
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またもやヘビと遭遇、不運!
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今日も向白神岳がお出迎え
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もうすぐ山頂
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山頂に一輪だけ咲いていたカタクリ
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稜線にたくさん咲いていたヒメイチゲ
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山頂からいつもの眺め
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山頂で一人だけの記念撮影
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ショウスケさんがやってきた!
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緑の中をどんどん下っていくショウスケさん
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チゴユリってふたつ花をつけることあるの?
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ハタハタ館のソフトは、佐賀県産ゴールドキウイ
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4月の白神岳、玄関岳付近まで

2018年 4月10日     単独行

 日本全国快晴の予報に誘われ、向白神岳をめざしましたが・・・・。
 午前4時能代出発。日に出が午前5時頃のため、東の空がうっすらと明るい。上空にはきれいな三日月。予報通り快晴になりそうだが、白神山地方面に雲がかかっているのが気になる。5時黒崎の登山口着。記帳所わきに駐車。ザックにスノーシューをくくりつけ、曇り空の中を5時15分出発。登山道に積雪は全くない。夏道のお花畑にフクジュソウをカタクリ、キクザキイチゲが咲いている。20分ほどで二股分岐を通過。しだいに登山道に雪。歩きにくい。6時10分最後の水場で水を補給する。あいかわらず曇り空。山頂方面はガスの中。スノーシューをはくが、30cm近い新雪が重い。鉄下駄を履いている気分。蟶山への急登を避け、UFOの基地?を右に見て直進する。硬い雪面の上の新雪が崩れて、踏ん張りがきかない。滑り落ちることも数回。体力の消耗がひどい。木の枝をたよりにやっと尾根にたどり着いたのが7時30分。時間かかり過ぎ。周囲のブナは雪を抱えて、冬の趣き。先を急ぐがラッセルがきつい。下界は晴れているようだが、周辺はガスの中。こんなはずではなかったとモチベーションが下がる。樹林帯をぬけ稜線への急登に入ると、ますます深いガスと強風。すると、西からみるみるガスが晴れて展望が広がり、上空は真っ青。一瞬の変化にビックリ!快晴の中、9時20分大峰分岐着。向白神岳稜線が美しい。低灌木が雪を抱えて、白い花のよう。9時45分山頂着。無風、気温9度。青空の下の山々が美しい。展望はよいが、秋田県側はかすんで、森吉山が見えない。この時間では向白神岳は無理かもしれないが、とりあえず行けるところまで行こうということで、記念撮影をして玄関岳をめざす。雪庇に気を付けて、一気に150m下り、40m登って玄関岳。西に雄大な白神岳、南に秋田県の山々、東に世界遺産のブナ林、北に向白神岳への稜線・岩木山と最高のロケーション。ここまで大満足だが、まだ10時30分。もう少し先まで足を延ばすことに。玄関岳の急斜面はクラストで滑り落ちそう。スノーシューのエッジを効かせてやっと下る。玄関岳の東斜面は崩落していて、土が露出している。左に1122mピークを見て、右の1165mピークの急登へ。雪が少なく、東に延びた雪庇が大きな口をあけて崩れている。ヤブも顔を出しており、踏み抜きもあり歩きにくい。11時30分、1165mピーク着。ここから展望を楽しみながら、ゆっくり引き返すことに。鞍部まで下って、世界遺産のブナ林を眺めながら昼食。カップ麺とおにぎり。屋外でバーナーが使えるとは予想外。目の前にブナ林と岩木山、後に白神岳の稜線。至福のひととき。標高差は100mに満たないが、きつく感じる登りを終えて13時25分玄関岳着。これもきつい白神岳への登り返しを終えて14時15分避難小屋着。こんな天気なのに、他に登ってきた人はいない。もったいない。稜線からの急斜面を下ったところで4人がドローンとテレビカメラで撮影している。案内人が西口さん。私のトレースのおかげでつぼ足で登って来たとのこと。蟶山からの下りは冬道の方が楽との情報をいただく。スノーシューを脱いでつぼ足で下る。確かに楽である。16時蟶山から冬道を下る。20cmほどの積雪だが、ヤブが行く手を遮る。雪のない最後の急斜面はロープが随所に張られているが、ひどい下り。カタクリの花が慰めてくれる。17時10分登山口着。下山届に記帳して、家路につく。
 出発して3時間半ほどは曇り空とガスでしたが、8時40分一瞬にして快晴に変化したのには感動でした。その後は真っ青な空の下、無風状態での気持ちのよい山行でした。向白神岳にはたどり着けませんでしたが、これが体力の限界ですね。
 登り、最後の水場まで55分、大峰分岐まで4時間5分、白神岳まで4時間30分、玄関岳まで5時間15分、1165mピークまで6時間15分、
 下り、玄関岳まで1時間55分、白神岳まで2時間45分、蟶山まで4時間30分、登山口まで5時間40分、行動時間は11時間55分でした。





尾根に上がると冬山に逆戻り
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きついラッセルが続く
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ブナの巨木はまだ冬の装い
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ガスと冷たい風が・・・
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みるみる晴れ渡って・・・
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まぶしい景色に!
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向白神岳稜線がくっきり
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もうすぐ白神岳山頂
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山頂から避難小屋、岩木山、向白神岳、山頂トイレ
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山頂にて記念撮影>
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世界遺産のブナ原生林
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玄関岳への登り
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青いカンバスに一本の白線
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西を見ると白神岳(正面)と玄関岳(左)
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北を見ると向白神岳への稜線
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東を見ると世界遺産のブナ原生林と岩木山
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今回の行動食はスーパーで買ったうぐいす餅とさくら餅
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恐ろしい崩落した雪庇
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行く手をさえぎる低灌木のヤブ
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玄関岳東斜面
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気もちのよい白神岳の稜線
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向こうから見える白神岳も、きれいだろうなあ!
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雪を抱えた低灌木
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テレビカメラとドローンで撮影中
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登山口にやっと春、カタクリ
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◎マイホームページ 「住職の秋田山日記」
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◎マイホームページ 「浄土宗 大窪山 光久寺」
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中三日で白神岳へ

 2018年 3月17日      二人行

  白神岳に行くという息子の言葉を聞いて、中三日でしたが付き合うことにしました。
 朝食をすっかり食べ、食後のデザートも食べて、6時30分能代出発。すっかり明るくなっている。曇り空、気温4度。4日前に30cmほどあった駐車場の雪は、10cmほどに減っている。駐車場の三分の一は地面が出ている。上部の記帳所まで車で入れる。ラッキーである。秋田ナンバーの車が一台。登山届を提出し、7時50分つぼ足で出発。しばらく雪はないが、しだいに雪道になりズボズボぬかる。冬道コース入口手前でスノーシューを履く。先行している登山者のトレースが続く。つぼ足にアイゼンを履いているらしい。ぬかるんで苦労している様子がうかがわれる。蟶山への急登の下部はほとんど雪がない。雪面が硬く登りやすい。ノンストップで9時10分蟶山着。周囲はブナの霧氷。ここから硬い雪の上に10~20cmの新雪。無風のブナ林の中、先行者のトレースをたどる。しだいに霧氷から白い雪の花をつけたブナに。見慣れた光景だが、なぜか写真を撮ってしまう。稜線への急登で下ってくる登山者と出会う。2年ほど前に、向白神岳の稜線でお会いした能代のAさん。向白神岳を目指したが、天気が悪いのであきらめて下るとのこと。急斜面はガリガリ。アイゼンの方がよさそうだが、スノーシューのアイゼンを効かせて登る。11時10分大峰分岐着。向白神岳が見えるが、遠くの山々は見えない。稜線を歩いていると、雲の間から太陽が顔を出す。日差しを浴びると暖かく、気持ちがよい。でも、また黒い雲にさえぎられ、寒い。11時30分、山頂着。藤里駒ケ岳がやっと見えるほどの展望が、しばらくすると深いガスに。ずっと見えていた日本海も姿を消す。寒い。山頂トイレのわきでパンをほおばり、12時下山。稜線では深いガスが、尾根を下るとガスが消え、展望がよくなる。雪面が硬いので、標高1000m地点でつぼ足になる。ブナ林の中の快適な下り。伊予柑がうまい。13時30分蟶山通過。ここから雪面がゆるみ、ズボズボぬかる。急斜面の下りは腐った雪でヘトヘト、クタクタ。下りはスノーシューで夏道利用の方が楽かも。14時50分、疲れ切って記帳所着。ハタハタ館で温泉に浸かり、帰途につく。
 中三日の白神岳でしたが、驚くほど雪解けが進んでいました。冬道コース利用はあと数日でしょうか?蟶山から上部は雪面が硬く、今が最高の歩きやすさです。
 登り、登山口から蟶山まで1時間20分、山頂まで3時間40分、
 下り、蟶山まで1時間30分、登山口まで2時間50分、行動時間は7時間でした。




今回は記帳所わきに駐車、ラッキー!
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1時間20分で蟶山着
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蟶山周辺はきれいな霧氷のブナ
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気持ちのよいブナ林の登り
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霧氷のブナ林が広がる
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今日はかすんでいる大峰岳への稜線
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恰好よいブナの巨木
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下界は晴れている?岩崎方面
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ブナが細くなり、もうすぐ稜線への急登
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今日は風が弱い?山頂方面
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日本海をバックに、稜線をめざす
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日を浴びて輝いている山並み
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気持ちよさそうなダケカンバ
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向白神岳が顔を出す
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稜線では日が差し込む時も
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もうすぐ山頂
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山頂の避難小屋
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今回はこんな感じ、山頂からの眺め
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赤鬼と青鬼のツーショット
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下山中は穏やかな日差し
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猛烈な強風・3月の白神岳

2018年 3月13日     単独行

 穏やかな天気を予想して、3月の白神岳を目指しましたが・・・・。
 
 午前5時30分、薄明かりの中を黒崎の登山口をめざす。上空に星は見えず、薄曇り。国道から見える白神岳山頂はくっきり。期待が高まる。国道から林道に入るが、雪がない。途中の工事現場入口を過ぎても雪がない。結局、駐車場まで入る。ラッキーである。まだ、駐車場には30cmほどの積雪があるが、1台分のスペースが踏み固められている。6時45分、気温5度、つぼ足で出発。記帳所でスノーシューを履く。登山道には数cmの雪。地面が出ているところもある。前日に登ったグループがいたようで、登山道にトレースが続く。4~5人?冬道コースの急登は積雪が20cmほど。1~2週間もすると、利用できなくなりそうだ。トレースに助けられながら、15分ほどで急登の上部へ。冷たい風が吹いているのが気にかかる。雪面は固く、ほとんどラッセルなしで楽チン。出発して2時間で蟶山着。向白神岳を目指すときのペース。ところがここから深い雪になり、ラッセルを強いられる。でも、深さは10cmほど。しだいに霧氷のブナに変化。気持ちのよいいつものブナ林の尾根歩き。ときどき冷たい地吹雪が襲うが、苦になるほどではない。前日の登山者のトレースはかき消されているが、山頂まで登ったらしい。霧氷のブナを写真におさめながら、大峰分岐の急登に入る。いよいよ右からの風が強くなり、地吹雪がバチバチと顔を打つ。ときどき立ち往生しながら、凍り付いた斜面を登る。アイゼンに履き替えようか迷いながら、結局スノーシューで登りきる。大峰分岐手前から、ますます風が吹き荒れる。ところが上空は青空、ガスがないため周囲の山々が見える。でも、目の前は地吹雪。何とも不思議な光景。10時40分、大峰分岐着。凄まじい地吹雪だが、合間から向白神が白く輝いて見える。そこだけが日が当たっている。立っているのがやっとだが、ここまできたら山頂まで行くしかない。幸い、稜線が見えるので迷うことはない。風に逆らいながら山頂を目指す。さらに風が強くなり、体が風下にもっていかれそうになる。風下は雪庇。ストックが風に飛ばされそう。最高地点から下りに入ると、風が弱くなるかと思いきや、まったく逆。山頂手前の鞍部が最悪。立っていられない。動けない。昔習った耐風姿勢をとるが、怖くてやってられない。両膝、頭、両肘を雪面に押し付けて風があたる面積を小さくする。頭を上げると吹き飛ばされそう。風が弱まることをじっと待つ。すごい恐怖。生きた心地がしない。すぐそこに山頂トイレが見えるのに動けない。何分ぐらいじっとしていただろうか、意を決して雪面にはいつくばってトイレを目指す。ほふく前進。やっとの思いで山頂トイレへ。恐怖で心臓がバクバクいっている。時計を見ると11時15分。分岐から35分しか経っていないが、長い長い。まずはパンとジュースで腹ごしらえ。無事帰れるか不安が募る。ゴーゴーという音とともに、地吹雪が吹き荒れる。数m先の避難小屋が地吹雪で隠れたり見えたり。トイレわきの鉄塔が小さく揺れている。15分ほどして、風が少し弱まる。悔いを残さないために山頂へ。向白神岳の稜線が白く輝いている。上空は青空。近くの山々が見える。岩木山は見えない。写真を撮って、またトイレに逃げ込む。風が最も強い鞍部さえ通過できれば下山できそうなので、11時45分、意を決して出発。幸い、鞍部は何とか歩ける程度の風。ヨタヨタ稜線を歩き、大峰分岐の急斜面を下ってブナ林に入り、時計を見たら12時25分。歯を食いしばったのか、顎が痛い。急斜面手前から引き返したらしいトレースが残っている。誰かが登ってきたらしい。途中でパンをほおばり、fbに投稿して穏やかなブナ林を下る。さっきまでの出来事が嘘のよう。13時10分蟶山通過。雪面が硬いので、スノーシューからつぼ足にする。蟶山からの急斜面は雪が腐って歩きにくい。尻滑りしながら下る。14時15分記帳所を通過し、14時30分駐車場着。無事帰れてよかった。
 昔、耐風姿勢の訓練を受けたときに、こういうのは北アルプスの話だと思っていましたが、それは間違いであることを痛感しました。今回、白神岳で風の恐ろしさを思い知らされました。謙虚な気持ちで、山に向き合わなくてはいけませんね。
 登り、蟶山まで2時間、山頂まで5時間、
下り、蟶山まで1時間25分、駐車場まで2時間45分、行動時間は7時間45分でした。




駐車場まで入る、ラッキー!
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蟶山手前からブナに霧氷
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蟶山は積雪70cmほど
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霧氷の向こうに岩崎
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気持ちのよいブナ林の登り
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ブナ林の中でも地吹雪
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美しいブナ林
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ブナの霧氷の向こうに大峰岳への稜線
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ブナ林のわきを行く
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白いブナのトンネル
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稜線への急登でも地吹雪
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振り返ると日本海
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山頂方面はよく見えるが・・・
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青空が広がる・・・
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大峰分岐は猛烈な地吹雪
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地吹雪の間から向白神岳
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山頂トイレから見えた地吹雪にさらされた避難小屋
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山頂での記念撮影をあきらめて標柱だけ
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一瞬風が弱まった時の山頂からのながめ
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この数秒後にはまた猛烈な地吹雪に
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プロフィール

ナリユキ

Author:ナリユキ
 秋田県能代市にあります浄土宗光久寺というお寺の住職をしております。山登りを趣味とし、機会を見つけて近場の山に登っております。白神岳をホームグランドとして、月に2~3回の山行を目標としており、白神岳には一年を通して毎月1回は登っています。山日記のホームページも開設しています。
年齢的にいつまで続くことやら。

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