イワウチワ街道・白神岳二又コース

 2016年 4月26日   二人行

 ブナの芽吹き目的で、月一回の白神岳に行ってきました。思ってもいなかった光景を目にすることができました。
 4時40分、夜明け近い能代を出発。上空には月。まもなく、東の空に大きな太陽が上がる。好天に期待が膨らむ。5時40分、黒崎口駐車場着。車が1台駐まっており、出発の準備をしている人が、なんとタロンペさん。蟶山コースを登るとのこと。私は一冬越した二股コースへ。山頂で合流することに。5時45分タロンペさんが出発していく。6時、薄曇りの中を出発。登山届けを出し、登山道へ。ブナの芽吹きが始まり、淡い緑がさわやかだ。足下の花に目をやりながら、20分ほどで二股分岐。タロンペさんに追いつく。山頂での合流を再度約束して、タロンペさんは蟶山コース、私は二股コースへ。足下に折れた木や枝が落ちているが、歩くのに支障はない。快調に一の沢へ。沢の手前が崩落して歩きにくい。沢を越えて、向かいの尾根に取り付く道が大きく崩落して通行できない。この冬で大きく崩れたようだ。登りやすそうなところをさがして、何とか登山道に戻る。ササが覆いかぶさり、足下が見えないところも。二の沢は昨年同様に崩落箇所を避けて沢の中を進み二又を目指す。周囲のブナは芽吹きには遠く、寒々としている。二又手前でイワウチワを見つけ、写真におさめる。7時10分二又着。水量はさほど多くないが、沢に倒れかかった木を伝って沢を渡る。ここから、二股コースの難所、急登に入る。足下に可憐なピンク色のイワウチワが咲いている。登るに従って、それがどんどん増えていく。10分ほど登ると目の前にイワウチワの大群落。斜面全体をピンク色のイワウチワが覆っている。感動!夢中で写真を撮る。しばらくして、山頂をめざす。イワウチワは登山道の両脇にどこまでも続いている。すごいのひと言。イワウチワの花は下を向いて咲いており、登っていく私の目線とぶつかる。何バテているんだ?と言われているよう。マラソン選手が沿道から声援を受けている気分。標高770mの姥石までくるとイワウチワもさすがに見当たらない。ここからは雪の中を登ることに。雪面は硬く登りやすいが、倒木やササが行く手をさえぎり、夏道を探すのに一苦労。思ったより時間がかかる。最後の20分ほどはヤブの夏道で、クタクタに。9時30分、やっと白神岳山頂着。タロンペさんと合流。20分ほど待ったとのこと。晴れているが、黄砂のためかかすんでいる。遠くでは岩木山、田代岳がやっと見える程度。あたたかく、ゆっくり昼食をとる。タロンペさんにイワウチワを観てもらうため、二股コースを一緒に下ることに。10時10分、下山開始。先行するタロンペさんがどんどん下っていく。姥石からは、周囲のイワウチワに驚きの声をあげながら下る。驚いたり喜んでくれているのがうれしい。タロンペさんが、ここは「ハウチワ街道」だと何回も言うものだから、狩人のコスモス街道のメロディが浮かび、頭から離れない。写真撮影に時間をとられたが、11時20分二又着。お互いに余り疲れを見せずに12時35分二股分岐、13時10分駐車場着。
 思いがけず、イワウチワの大群落を目にすることができました。いろいろ変化があり、いろんな表情を見せてくれる二股コースは魅力的です。今回も満喫しました。ただ、登山道がたいへん荒れており、危険な箇所が増えてきています。登山道が整備されることを願うばかりです。
 登り、二又分岐まで20分、二又まで1時間10分、山頂まで3時間30分、
 下り、二又まで1時間10分、二股分岐まで2時間25分、駐車場まで3時間、総行動時間7時間10分でした。




淡いピンク色のイワウチワ
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電線の向こうに美しい朝日、好天の兆し?
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新たに崩落した一の沢、赤線が登山道
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二の沢の崩落は昨年のまま
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可憐なイワイチョウ
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赤い色のイワイチョウも
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芽吹きを待つブナ林
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今年も会えました姥石
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登山道の左、北側に雪
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白神川南側の尾根と遠く大鉢流山
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山頂より避難小屋と遠く向白神岳
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山頂にてツーショット
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斜面をおおうイワウチワの群落
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はかなさを感じさせるイワウチワ
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夢中で写真を撮るタロンペさん
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真っ白いイワウチワ
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倒木を伝って沢を渡る
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エンレイソウ
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クロモジ
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ブナの芽吹き
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白神山地の奥座敷 太夫峰・吉ヶ峰へ

2016年 4月16日   単独行

 太夫峰(1163.6m)は白神山地の青森県側にあり、その奥に吉ヶ峰(1175m)があります。太夫峰から吉ヶ峰への夏道は廃道状態です。登山口へは白神ラインを利用しますが、11月中旬から5月いっぱい通行止めです。そのため、この時期は12km余りの車道を歩くことになります。積雪期の太夫峰見たさに今回トライしました。
 午前4時40分、星が見えない真っ暗な中を能代出発。岩崎から白神ラインに6kmほど入った地点、十二湖への連絡道路近くにゲートがあり通行止め。出発の準備をし、スノーシューをザックにくくりつけて6時出発。薄曇り、少しヒンヤリとした気持ちのよい空気の中、笹内川脇の舗装道路をひたすら歩く。夏用登山靴で少しは楽かと思ったが、それほどでも。背負ったスノーシューが重い。川の水量が多い。道路脇に咲いているキブシの花に励まされる。単調な道路を歩いて1時間ほどで笹内川から右の登りに入る。ここにも通行止めのゲート。しばらくして、舗装道路が砂利道になり、積雪が見られる。崩落して、土砂が道路をふさいでいるところも何カ所かある。途中スノーシューを履き、ジグザグの道路をショウトカットをくり返して進む。やめればよかったという後悔が頭をもたげる。一ツ森峠を越え、登山口に着いたのが8時35分。登山道は雪が消え、ところどころ見える。途中の長い階段が、スノーシューを履いているため登りにくい。アップダウンをくり返しながら登ると、次第に積雪が増え雪原が広がる。夏に登ると視界のきかない尾根のイメージしかないが、登るに従ってスケールの大きさを感じる。今年はテンと縁があるのか、途中でまたテンと遭遇。金色の毛と白い顔が特徴的。カメラを出す前に消える。10時15分、やっと太夫峰着。天気晴れ。あたたかいが、遠くはかすんでいる。正面に向白神岳の稜線がデンとかまえており、これが見えただけで、苦労が報われた気分。30分ほどゆっくり休憩。帰りの車道歩きのためどうしようか迷ったが、吉ヶ峰に向かうことに。吉ヶ峰への稜線は左は切れ落ち、右は谷底まで滑り落ちそうな急斜面で恐怖感が最高。たかが20分ほどだが、怖い怖い。やっと着いた吉ヶ峰山頂からは、向白神岳へ続く稜線が遠く続く。はるかに雄大な白神岳も見える。黒い点が動いており、、誰か登っているのかなあと物思いにふける。11時5分、太夫峰に引き返す。素通りして登山口をめざす。日差しが消え、かすみが深くなっている。一輪だけ咲いているカタクリの花に励まされ、13時10分登山口着。12kmの長い長い車道を、重力にまかせて走るように下る。15時10分ゲート到着。
 4時間30分の車道歩きはさすがにうんざりでしたが、夏とは違う太夫峰の表情が見られたこと、なかなか行けない吉ヶ峰に登れたこと、何より向白神岳稜線のスケールの大きさに大満足でした。でも、これが最初で最後でしょう。
 登り、ゲートから登山口まで2時間30分、太夫峰まで4時間15分、吉ヶ峰まで5時間ほど、
下り、登山口まで2時間10分、ゲートまで4時間、総行動時間9時間10分でした。




やっと一ツ森峠
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岩崎から6km地点で通行止め
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道路脇のキブシ
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遠く吉ヶ峰
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2つ目のゲート
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正面に一ツ森、道路は雪
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太夫峰登山口も雪
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右の登山道は雪が消えかかっている
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登りにくい階段
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やっと見えた太夫峰
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やっと見えた吉ヶ峰(右)
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もうすぐ太夫峰山頂
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吉ヶ峰をバックにセルフタイマーで
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太夫峰山頂から向白神岳稜線(左奥)と吉ヶ峰(右)
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登ってきた登山口からの尾根
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うさぎさん、そこを通っちゃまずいんしゃないの?
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堂々たる向白神岳の稜線
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吉ヶ峰から太夫峰(中央)を振る返る
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遠く白神岳(奥)の雄姿
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一輪だけ出迎えてくれたカタクリCIMG1906.jpg


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上空からの日没

2016年 4月 2日

 所用があり、大館能代空港から17時45分の飛行機で羽田に向かいました。ちょうど夕暮れ時で、飛行機の窓から沈む夕日を見ることができました。また、4日の帰りには富士山も望むことができました。東京は満開の桜でした。


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プロフィール

ナリユキ

Author:ナリユキ
 秋田県能代市にあります浄土宗光久寺というお寺の住職をしております。山登りを趣味とし、機会を見つけて近場の山に登っております。白神岳をホームグランドとして、月に2~3回の山行を目標としており、白神岳には一年を通して毎月1回は登っています。山日記のホームページも開設しています。
年齢的にいつまで続くことやら。

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