「山靴納め」で白神岳へ

2016年12月25日    単独行

 今年の山登りの最後、「山靴納め」に白神岳へ行ってきました。
 森吉山にしようか、白神岳にしようか悩みに悩み、スキーとスノーシューを車に積んで5時20分能代出発。結局、白神岳に向かう。気温2度。三日月が時々顔を出す。駐車場を過ぎ、40mほど上部の記帳所脇に駐車。5cmほどの積雪。スノーシューを履いて、7時10分出発。山頂まで行けるか不安を抱えながら先を急ぐ。2週間前より、わずかな積雪の増加。冬道は30cmほどの積雪で、しばらく使えそうもない。7時40分、二股分岐着。上空はどんよりとした曇り空。最後の水場まで歩きにくく50分も費やす。山頂は無理かなあと不安。ここから霧氷のブナ林が迎えてくれる。蟶山へのつらい急登で、朝日が差し込み、霧氷がキラキラ輝いて、きれいだ。一気にモチベーションが上がる。9時25分蟶山分岐着。ここからは霧氷をつけたブナ林の回廊を縫いながら登る。曇り空だが、気持ちのよい尾根歩き。でも、40cmほどのラッセルがきつい。時々青空が広がり、あざやかな霧氷のブナを写真に納める。標高1000mを過ぎると、雪をつけた低灌木が行く手をさえぎる。首すじに雪が落ちてきて、気持ちが悪い。稜線への急登は穴だらけ。ズボズボ踏み抜きながら、這うようにして登ることも。稜線は雲の中だが、下界はきれいに晴れている。白い尾根の向こうに岩崎、日本海が広がる。素晴らしい眺めだ。11時35分大峰分岐着。周囲はガスで向白神岳が見えない。冷たい西風。冬場は下界が晴れていても、稜線は悪天が多く注意が必要だ。稜線を山頂目指すが、クラストしている箇所もある。帰りを考えて、赤テープを打ちながら進む。12時山頂着。ガスで気温マイナス2度。西風が冷たい。記念撮影をして15分ほどで下山。稜線の途中で、一瞬ガスが晴れ、周囲が見渡せる。向白神岳、弘前、藤里駒ケ岳、二ツ森が確認できる。写真を撮っていると、またすぐ深いガスに。先ほどのふみ跡がもう消えている。冬の稜線はこれだからこわい。ブナ林に入って、パンをほおばる。日が差し込み、ほどよい暖かさ。日に照らされた霧氷のブナ林を下るのは最高。青空も広がって、下るのが惜しく感じる。苦労して登ったふみ跡をだどりながら下るのも気分が良い。14時30分蟶山分岐着。ここから水場まで30分、二股分岐まで30分、登山口まで30分。15時55分夕日が差し込む登山口着。
 最後の水場から稜線まで、霧氷で覆われた美しいブナ林が連続していました。こんな光景は初めてで、感激でした。今回は前日のクリスマスケーキでのカロリー摂取で登り切りましたが、山頂までの体力の消耗は大きいものがあります。 
 登り、蟶山分岐まで2時間15分、山頂まで4時間50分、
 下り、蟶山分岐まで2時間15分、登山口まで3時間40分、山行時間は8時間45分でした。




美しいブナの巨木
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雪を抱えたヒバが美しい二股分岐
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蟶山急登で朝日が差し込む
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青空をバックに霧氷のブナ
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真っ白い遠くの稜線
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気持ちのよいブナ林の登り
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霧氷の向こうに見える景色
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晴れ渡っている岩崎方面
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稜線への急登から山頂方面
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穴ボコだらけの稜線への急登
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日を浴びた蟶山への尾根
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スポットで日を浴びたブナ林
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山頂で記念撮影
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メリークリスマス!!
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樹氷に囲まれた避難小屋
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一瞬顔を出した向白神岳
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向白神岳への稜線
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蟶山尾根の向こうに日本海と岩崎
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下山時には青空が広がる
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やっと着いた夕日が差し込む登山口
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ラッセル三昧! 12月の白神岳

 2016年12月12日    単独行

 12月4日以降天気に恵まれないが、寒気が幾分緩むこの日、白神岳に行ってきました。深い雪に難渋しました。
 6時55分の日の出に登り始める計画で、5時35分真っ暗な能代出発。途中で朝昼食のおにぎりと行動食を調達。八森に入ると国道に積雪。除雪した跡も。登山道入り口の記帳所脇に駐車。他に車は見当たらない。7時15分、気温マイナス1度、曇り空の中、スノーシューをザックにくくり付けて出発。積雪5cmほど。冬道分岐でスノーシューを履く。二股分岐で積雪が10cmほど。時々朝日が差し込み、好天に期待がふくらむ。8時35分最後の水場着。ここから蟶山への雪を被った急登は登りにくい。這いつくばるようにして登ることも。やっとの思いで9時30分蟶山分岐着。ここから歩きやすいはずが、積雪30cmほどの柔らかい雪で苦しいラッセルを強いられる。足への負担が大きく距離が稼げない。時間だけがどんどん過ぎてゆく。977m標高点着が10時10分。蟶山分岐から1時間20分。こんなに時間を費やすのは初めて。予定の11時に山頂に着けるか?12時か?不安。山頂をあきらめて引き返そうという気持ちが沸く。とりあえずもう少し登る。標高1000m付近からブナの樹氷がきれいだが、ますます雪は深くなる。大峰分岐への急登がまたひどい。深く掘られた登山道に雪が積もり、崩れてくる。真っ白になりながら急登の展望台着が12時。幸い穏やかな天気が後押ししてくれる。12時20分、大峰分岐着。周囲はガス、向白神岳は見えない。稜線も深い雪。さらに雪を抱えたダケカンバが行く手をさえぎる。一瞬、青空と日差し。白神岳のご褒美か。12時57分、山頂着。曇り、マイナス3度、微風、おだやかである。またまた日差しと視界が開ける。向白神岳が顔を出す。尾太岳、秋田駒ケ岳、二ツ森が確認できる。ご褒美?避難小屋は扉が凍りついている。パンをほおばり、13時15分下山。下りは比較的楽である。日本海が黄金色に輝いている。夕暮れが始まる15時蟶山分岐着。どんどん薄暗くなる。急ぎ足で15時35分最後の水場を過ぎ、疲れ切って16時45分登山口着。
 予想以上の深雪で、山頂まで5時間40分を費やしてしまいました。久しぶりに超ハードな山行でした。この時期、単独行には厳しいものがありますね。
 登り、蟶山分岐まで2時間30分、大峰分岐まで5時間5分、山頂まで5時間40分、
 下り、蟶山分岐まで2時間45分、登山口まで3時間30分、山行時間は9時間30分でした。
 



一瞬、日差しと青空
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記帳所脇に駐車
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二股分岐は10cmほどの積雪
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蟶山分岐下部のブナ林
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尾根上は30cmほどのラッセル
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登るに従い、ブナは真っ白に
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トナカイの角のような雪を着けた低灌木
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一瞬、ブナの向こうに青空
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どんどん視界が広がる
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引き返したい気持ちで登山道を振り返る
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雪に覆われたブナの巨木
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樹氷の向こうに見える岩崎
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12時着、大峰分岐下部急登の展望台
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登ってきた蟶山への尾根
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12時20分着、大峰分岐はガスの中
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日を浴びて輝く低灌木
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向白神岳への稜線が顔を出す
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登ってきた蟶山尾根
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山頂より避難小屋とトイレ
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山頂にて記念撮影
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おとぎの国のような避難小屋
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黄金色に輝く日本海
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ナリユキ

Author:ナリユキ
 秋田県能代市にあります浄土宗光久寺というお寺の住職をしております。山登りを趣味とし、機会を見つけて近場の山に登っております。白神岳をホームグランドとして、月に2~3回の山行を目標としており、白神岳には一年を通して毎月1回は登っています。山日記のホームページも開設しています。
年齢的にいつまで続くことやら。

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