花の見ごろも終盤 秋田駒ケ岳

2017年 7月20日    単独行

 昨年に引き続いて、中生保内口利用で秋田駒ケ岳に行ってきました。今回のコースは、金十郎長根を登り、五百羅漢、男岳経由で女目岳。帰りは、大焼砂からムーミン谷に下り、五百羅漢にぬけ、金十郎長根を下りました。
 中生保内口から金十郎長根、五百羅漢、男岳のコースは、その昔男岳に祀られる駒形神社を参拝する信仰登山の道でした。八合目までの車道が開通するまでは、主要な登山道だったのです。
 夕方4時幼稚園に孫を迎えに行くという使命があり、それまでに帰る約束で、午前4時暗い中を能代出発。眠い中、よくやるなあと我ながら感心する。次第に明るくなるが、上空は曇り空。中生保内牛沢の集落に林道入り口の案内板がある。舗装と砂利道を6.5kmほど走り、6時30分登山道入り口着。車が6台ほど留められるスペース。こんもりとした林に囲まれ、今にもクマが出没しそう。6時50分気温19度、曇り空の中出発。沢を2回渡るが、祓川というらしい。信仰登山のコースらしい。杉とブナの林が、しだいにブナ林に変わる。急登で汗がふき出す。地図上の白滝は下部になっているが、登山道わきの水場が白滝である。水を補給して外輪の分岐をめざす。分岐手前でササが登山道におおいかぶさっている。そのササに夜露が降りていて、ズボンがびっしょり。靴の中までびっしょり。これは想定外。7時40分御坪分岐着。左に曲がって、10分ほどで1115.7m三角点。ここからの山頂部の眺めは最高。カルデラの向こう、雄大な男岳の隣に気性が荒そうな女岳が寄り添う。振り返ると田沢湖。和賀山塊が雲の上に浮かんで見える。眺望を楽しんで、金十郎長根を水沢分岐目指して登る。途中、ササヤブもあるが、苦になるほどではない。緩やかな登りで、息が切れることなく標高を稼ぐ。冷たい西風が心地よい。トウゲブキ、ハクサンボウフウ、アカモノ、ミヤマダイコンソウなど花が豊富。群落しているオニアザミのとげが痛い。8時45分水沢分岐着。五百羅漢の向こうに見る男岳は雄大そのもの。これを登ると思うと気が重い。足場の悪い登りを終え、9時30分やっとこさ男岳着。4人の登山者。ニッコウキスゲが咲き乱れる男岳斜面の写真を撮り、あみだ池を通過して10時女目岳着。気温22度、冷たい風が吹き涼しいというより寒い感じ。東京から来た登山者が寒いと驚いている。10時20分下山、登山者の多い大焼砂を目指す。終盤を迎えているコマクサを見ながら、ムーミン谷に下る。エゾツツジ、ミヤマキンポウゲ、ウサギギク、ミヤマコウゾリナ、アオノツガザクラ、ミヤマリンドウなど花が豊富。チングルマは白い花と風車の実が共演。たくさんの登山者が楽しんでいる。ここから岩峰「錫杖頭」下部を通過して、男岳の急登をトラバースして五百羅漢に通じる地図上の登山道を捜す。前回は見つけられず、男岳の中腹に直登したが、今回は幸いにもかすかに残る登山道を通り、尾根上の五百羅漢へ。楽なコースである。ここからは金十郎長根を下る。なだらかな下り坂。正面に田沢湖、左にカルデラの御坪、正面に奥羽山脈。最高の尾根歩き。13時御坪分岐通過。木漏れ日のブナ林を下り、13時30分登山口着。孫のお迎えのため、急いで能代を目指す。

 花の見ごろも終盤でしたが、たくさんの種類の花を愛でることができ、大満足の山行でした。ムーミン谷のチングルマは圧巻でした。あれだけでも、五百羅漢から男岳を登った甲斐があったというものです。信仰の道を登って清らかな気持ちになり、、ムーミン谷の花を愛で美しい心を持つ、中生保内コースお勧めですね。
 

 中生保内・・(6.5km)・・登山口・・(0.8km)・・御坪分岐・・(2・0km)・・水沢分岐・・(1.0km)・・男岳

 登り、御坪分岐まで50分、男岳まで2時間40分、女目岳まで3時間10分、
 下り、横岳まで30分、ムーミン谷駒池まで1時間10分、五百羅漢まで1時間50分、登山口まで3時間10分、
 山行時間は6時間40分でした。




見つけにくい中生保内の案内板
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国土地理院発行二万五千分の一地形図「秋田駒ケ岳」「国見温泉
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クマが出没しそうな登山口
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その昔禊をしたとされる、5合目白滝
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その昔ここから天界とされた、外輪の末端・御坪分岐
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1115.7m三角点からの山頂部
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和賀岳(左)と薬師岳(右)
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とげが痛いオニアザミ
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ミヤマオトギリソウ
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淡い青が美しいハクサンシャジン
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水沢分岐から見上げた五百羅漢から男岳への登り
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水沢分岐
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ミヤマハンショウヅルの花
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ミヤマハンショウヅルの実
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ミヤマダイコンソウ
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五百羅漢
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トウゲブキ
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ミヤマウスユキソウ
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エゾツツジ
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その昔、たくさんの人々が参拝に訪れた男岳の駒形神社
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火口内の小岳とムーミン谷
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男岳斜面のニッコウキスゲ
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女目岳山頂にて記念撮影
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コマクサ
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チングルマの実
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チングルマの実
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チングルマの花
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アオノツガザクラ
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ミヤマリンドウ
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ハクサンフウロ
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気性が荒そうな女岳
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開放的で気持ちのよい金十郎尾根の下り
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ナリユキ

Author:ナリユキ
 秋田県能代市にあります浄土宗光久寺というお寺の住職をしております。山登りを趣味とし、機会を見つけて近場の山に登っております。白神岳をホームグランドとして、月に2~3回の山行を目標としており、白神岳には一年を通して毎月1回は登っています。山日記のホームページも開設しています。
年齢的にいつまで続くことやら。

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